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器が広がると、勝手にのびのび生きられる。コンフォートゾーンの話。

  • 7月2日
  • 読了時間: 5分

7月になりました。 2026年も、後半に入りましたね。

昨日はちょうど満月で、なんだか満ちたような感覚がありました。


わたしは今年の前半で、長く続けてきた仕事をひとつ手放しました。

森で過ごす時間が増えて、畑を耕したり、森を掃除したり。

目の前のことに没頭する時間は、想像していた以上に自分に余白をくれました。


今日はその中で、畑やレタスの成長から気づいたことをお伝えしていきます。


畑が教えてくれた、「環境」のこと

ここに越してきて、今年で5年目。

最初の頃は、自然農をやってみたく、土を苗を植えるところ周辺だけ耕して育てることをしていました。


でも、これがなかなか難しくて。 もともとそこにいる植物たち、いわゆる雑草は、とても強いんですよね。

あとから持ち込んだ野菜(外来種)をなじませて、ある程度の収量を得るのは、簡単ではありませんでした。


去年からは、菌ちゃん農法というのを始めました。

畝を高くつくり、森の落ち葉や枝を入れて、最初に土の中に新しい生態系を育てていく。

菌が住みやすい環境をつくってから、そこに苗を植えるんです。


そうしたら、栄養たっぷりの土のなかで、野菜が勝手に元気に育っていきました。

去年は、食べきれないくらい採れました。


環境が整うと、のびのびとその植物のデザインに組み込まれたように育っていく。

何を育てたいか、何をしたいか(目的)で、苗を植える場所(環境)が決まる。

目的をどこに置くかで選択することの大切さを再認識しました。


同じ種なのに、2倍になったレタス

今年は、苗を購入するのではなく、種からやってみることに。

小さなポットに種をまいて、苗になってから畑に移す。


種を蒔くときは発芽率は100%ではないので、少し多めにつくります。

全部で10苗くらいをつくり結局全部発芽したので、畑には6苗植えて、残りはポットのままにしておきました。


2週間ほど経って、まだ畑に余裕がありそうだったので、その残りも隣に植えてみたんです。

そうしたら、 大きさが、2倍くらい違っていました。


同じ日に種を蒔いて、同じ時期に発芽し、育苗後畑に移したレタス
同じ日に種を蒔いて、同じ時期に発芽し、育苗後畑に移したレタス

同じ日にまいた、同じ種なのに、器の大きさが変わるだけで、こんなに育ちが違うんだ、と。

今年、いちばん驚いた出来事でした。


器に応じたサイズになる。これは、レタスだけの話ではないな、と思ったんです。


のびのび育つのは、環境

生命にもともと組み込まれたデザインを発揮するのは、まずは環境。

レタスの成長をみて、わたしが肚に落ちたことでした。


植物は、自分で動くことができません。 風や鳥、昆虫や人間、誰かの力を借りないと、移動できない。

それでも、環境さえ合えば、その植物の遺伝子に組み込まれた本来の姿に、のびのびと育っていくんですよね。


わたしたち人間には、足がついています。 動くことが、できる。

「置かれた場所で咲きなさい」は植物の言葉で、動物はここがちょっと違う。


なんだか今スタックしているな、もう少し伸びやかでいたいな、と感じたとき。

いちばん最初にできるのは、環境を「自ら」変えることなんだと思います。


環境が変わって、器が広がると、あとは勝手に、のびのびと育っていく。

自分を無理に大きくしようとするのではなくて、器のほうを、変えてあげるために、環境を変える。


変えるのは、小さなことでいい

環境を変える、というと、大げさに聞こえるかもしれません。

仕事なら転職、暮らしなら引っ越し。つい、大きな一歩を思い浮かべてしまう。


でも、そうじゃなくていいんですよね。環境を変えるって、今すぐできる、小さなことでもいい。

コンフォートゾーンを抜けろ!と自己啓発本やビジネス書でよく言われています。


人はもともと、変わりたくない生き物です。

だから小さなことでも、「えいや」の一歩がいるし、「コンフォートゾーンを抜ける」という言葉が、何かストイックで苦しいもののように聞こえる。


なので、コンフォートゾーン=「違和感多少なりとあるけど総合的にみて心地よいところ」は、なかなか抜けづらい。


でも、その違和感をなくすのも苦しい修行ではないし、違和感がなくなった先にあるのは、さらに新しい心地よさ=新たなコンフォートゾーンが待っています。


わたしが最近、違和感・ズレを感じていたのは、もっと外のことをやりたいのに時間がない、という感覚でした。

どこに時間をつくれたら気持ちよくいけるだろう、と考えて、たどり着いたのが「早起き」。


持っている目覚ましは大きな音がなるので怖くて使えなくて、新しい目覚まし時計を買うだけのことに、半年くらいうだうだしていたんですけど、やっと買って、起きようと決めました。


起きられる日もあれば、スヌーズしまくる日もあります。でも、早起きした朝は、やっぱり気持ちいい。

畑のこと、鶏のこと、ストレッチをして、お茶を飲んで。ひととおりやって、まだ六時半。

ぼーっとする余裕が生まれたり、こうしてnoteを書く時間が生まれたり。


起きられなかった日は、もう気にしない。その日はその日、と終わりにして、次の日にまたトライする。

そして「できた日」の気持ちよさを覚えていると、少しずつ、起きられるようになっていくんですよね。


1時間早く起きたら、30日で30時間。

小さな成功体験を重ねていくことが、やがて大きな変化になっていくのだと思います。


不調や違和感は、お知らせ

環境を変える最初のきっかけは、たいてい、小さな違和感(心)や不調(体)です。


なんだか、つまっている感じ。 体に出ている、ちょっとした不調。

あれは、お知らせなんですよね。「今のこれは、もういらないよ」という、内側からの声。


不調や違和感があることは、当たり前ではありません。

これくらいの不調や違和感は「みんな感じてることだよね」というのは、外側の意見。


自分の内側からでてくる不調や違和感を、見て、聞いてあげてほしいなと思います。


心の器は、体

人の心の器は、体だと思っています。体の不調を無視していては、のびのびとはいけない。


わたし自身、体を整えて器が広がったら、いつのまにか、東京で長い時間働いていた暮らしが、森での暮らしに変わっていました。


大きなことを、変えなくていい。不調や違和感に気づいて、小さく、少しずつでも環境を変えてみる。


そうしているうちに器が広がって、気づけば、現実のほうが動いている。


あなたが今いる環境は、あなたを、のびのびさせてくれていますか。

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